予防歯科について
目次
予防歯科とは
抜歯になる理由の約70%は虫歯と歯周病が原因とされています。しかし、あらゆる研究から科学的根拠に則ったメインテナンスを行なうことで虫歯と歯周病は予防できる事が証明されています。つまりメインテナンスを行なうことで抜歯の約7割を回避することができます。どんなに精密な治療を行なっても次々と虫歯や歯周病になってしまうと着実に歯の本数は減ってしまいます。
当院では治療後も快適に過ごしていただくためにお口の中の環境を整えることを大切にしています。ご自身の歯で美味しく食事ができるよう一緒にメインテナンスを行なっていきましょう。
医院の診療体勢について
当医院では、担当制度を導入しております。
- 歯科医師担当医制
- 歯科衛生士担当医制
今までの歯科医院と何が違う?
基本的には同じです。
どの歯科医院でもブラッシングの指導をして、定期健診でむし歯が見つかったら治療をします。
しかし、予防歯科に力を入れている歯科医院は、患者さんお一人お一人の生活習慣やお口の特徴に着目し、むし歯ができたら削りましょうの対症療法ではなく、むし歯になった習慣や特徴について対応していく原因療法を行います。
また、歯の削れる回数は決まっているため、お一人お一人の個性を踏まえて、早期発見早期治療のワンランク上のむし歯管理(マネージメント)をしていきます。
当院の目標
むし歯予防99.5%、
一人あたりむし歯発生歯数0.5本以下
むし歯予防99.5%、一人あたりむし歯発生歯数0.5本以下を目標に掲げ、日々の臨床に取り組みます。予防歯科の重要性を患者さんと共有し、二人三脚で歩んでいくことを目標にしています。
歯周病予防90%
当クリニックで治療した患者さんについて4ミリ以上の歯周ポケットの割合を10%以下に抑え、歯周病予防率90%を目指します。健康な歯茎を保ち、病気になりづらい口内環境づくりを一緒に頑張っていきましょう。
5年間で歯の喪失0.9本以下/人
5年間メンテナンスを行った患者さんに対して1人あたりが喪失する歯の本数を0.9本以下にすることを目指します。
定期健診について
定期健診でわかること
- 虫歯の早期発見
- 歯周病の進行度
定期健診で行なうこと
- 歯周組織検査
- プラークコントロールの状況
- 治療部位の状況
- 口腔衛生指導
- PMTC
- 虫歯チェック
(レントゲン撮影含む)
定期健診はどのくらいのペースで
通うのか良いのか
お口の中の状態に応じて4ヶ月に1度か半年に1度の健診をおすすめしています。
PMTCについて
PMTCとは
PMTCとはprofessional mecanical tooth cleaningの略称で、歯科衛生士により専門の機械を使った口腔内のクリーニングです。虫歯や歯周病はプラーク(細菌の塊がバイオフィルムにより凝集したもの)が原因です。
歯ブラシではキレイにできない歯石除去や普段歯ブラシではできないバイオフィルムの破壊と除去を私たちが行ないます。
クリーニングの症例
症例1
BEFORE
AFTER
主訴 | 歯の着色を取りたい。 |
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治療期間 | 1~2回 ※着色の強さによります。 |
治療費 | 全顎 4,400円 前歯舌側のみ 1,100円 |
治療内容 | エアフロー 微粒子のパウダーを口腔内に吹き付けて、歯の着色汚れを落とします。 |
治療のリスク | 施術後2~3時間、タバコや炭酸飲料・着色の強い飲食物を控えていただきます。 |